普通の授業は、先生が教える内容を理解して正しい答えを出すもの。 一方で探究学習は、自分で「問い」を立てて、調べて、考えて、自分なりの答えを見つけていく学び方です。 数学の「この方程式を解きなさい」には正解がありますが、探究学習では 「地元の商店街に人が来なくなったのはなぜ?」のように、答えが1つとは限らない問いに向き合います。
社会に出ると、正解が用意されている問題はほとんどありません。 「自分で問いを立てて、調べて、考えて、人に伝える」力は、大学でも仕事でもずっと使い続けます。 探究学習は、その練習を高校のうちからできる貴重な時間です。
ここが探究学習の一番大事なポイント。4つのステップは1回やって終わりではありません。 ぐるぐると何度も回しながら、少しずつ問いを深めていきます。 最初から完璧な問いや答えを出す必要はありません。回しながら良くしていけばいいのです。
文部科学省は、探究学習で育てたい力を「3つの柱」として示しています。やさしく言い換えると——
探究学習に本気で取り組んだ高校生の約8割が「主体性が身についた」、約7割が「実行力が身についた」と答えた、 という調査もあります。自分で問いを立てて動く力は、大学でも社会でもずっと役立ちます。
探究学習では、多くの人がどこかで壁にぶつかります。それは当たり前のこと。 つまずくのは、ちゃんと向き合おうとしている証拠です。