やりたいことは、
問いを確かめる「作戦」になる。
「クッキーを作って売りたい」「イベントをやりたい」「フィールドワークに行きたい」——
やることが先に決まっているのは、いいスタートです。0からやり直す必要はありません。そのまま持って、探究にしましょう。
足りないのは、問いが1つだけ
探究の「課題の設定」とは、「?」で終わる問いを1つ立てることです。 やりたいことに問いを1つ足すと、同じ活動がこう変わります。
「クッキーを作って売りました。楽しかったです。」
がんばったのに、発表が「やってみました」の報告で終わってしまいます。
「『◯◯なのか?』を確かめるために作って売りました。結果、△△が分かりました。」
同じ活動が、発見を語れる探究になります。やりたいことは、問いを確かめるための作戦という、いちばん強い位置に収まるのです。
あなたの「やりたいこと」の置き場所
近い型を1つ選んで、例のように問いとつなげてみましょう。
「文化祭でクッキーを作って売りたい」
「地元食材の魅力は、高校生の商品づくりでも伝えられるのか?」
「食材の背景をひとこと添えれば、手に取ってもらえるはず」
作って売ることが、仮説を確かめる実験に。売れゆきやお客さんの声が、そのまま「証拠」になります。
「作って売ってみた結果、◯◯が分かりました」
「駅前の商店街へフィールドワークに行きたい」
「なぜ駅前の商店街に、高校生は立ち寄らないのか?」
現地で見たこと・聞いたことが、ネットには載っていない一次情報に。問いを確かめる材料集めになります。
「行って確かめた結果、◯◯が分かりました」
「地域を盛り上げるイベントを開きたい」
「どうしたら高校生が地元の魅力に気づくのか?」
問いへの答えを、情報の収集と整理・分析で探ります。
見えてきた答えを形にしたのがイベント。当日の反応で、答えの手応えも確かめられます。
「調べて分かった◯◯を、イベントという形にしました」
やりたいことを持ったまま、ツールへ
このタブを閉じてツールの画面に戻ったら、AIメンターに最初に「◯◯をやりたいと決まっています」と伝えてください。
やりたいことに合わせて、問いと仮説を一緒に言葉にできます。
先生・サポーターの方へ
- このページは、活動が先に決まったチームの活動を保留・断念させずに、問い・仮説の言語化へ接続するためのものです。
- 声かけは「まず問いを立てよう」より、「その活動で、何が確かめられたら成功?」「終わったとき、何が分かっていたら面白い?」が有効です。活動を肯定したまま問いに接続できます。
- 学校や先生からテーマが与えられているケースは、このページの対象外です(チーム自身のやりたいことが先行しているケースのみを扱っています)。
- 発表は「やったかどうか」ではなく、「結局、何が分かったか」を語れるかで見てあげてください。